吉方位への引っ越しは、正しく実行できれば大きな開運効果を期待することができます。
しかしここでお伝えしたいのは、 九星気学の最大の目標は吉方位に引っ越すことではなく、吉家相物件に永く住むことです。
多くの方が間違えやすい問題として、家相の吉凶を考えず、方位の吉凶だけを見て引越しをしてしまうことが挙げられます。
たとえ吉方位に引っ越したとしても、家相が凶相であれば次第に運気が衰えてしまいます。(凶方位に引っ越しても良いという意味ではありません)
家相とは、その家の持つ”相”であり、”相”はその家の持つ運を表しています。
家の持つ運を”保気”といって、居住者の運気は”保気”によって大きな影響を受けます。
家とは、単に寝泊まりする場所ではありません。
『人が家を造り、家が人を創る』という有名な言葉があります。
家には、居住者の運勢を決定するほどの力があるのです。
逆に言えば、家相を見れば居住者の現在や未来の運勢が分かります。
例えば、東に問題がある家の居住者は三碧木星の運気に支障が出て、発展性や成長力が乏しくなります。
すると、子供の発育に支障が出たり、新しいことを学ぼうとする意欲が削がれたり、といった現象が起きます。
では何故、家相が人の運勢に影響を与えるのでしょうか。
その理由を理解するには、気学理論を知る必要があります。
気学理論で最も重要な概念が、後天定位盤です。
後天定位盤は中央を含めて9つの宮から成り、各宮には定まった九星が当てはめられています。
後天定位盤は季節・時間・方位・運勢など、この世界の複数の側面を表しています。
例えば、北の方位はイコール一白水星であり、季節にすれば冬、時間にすれば夜中の23時~1時を意味しています。
家相において北方位が欠けの凶相であれば、冬の機能が欠けていることを意味します。
冬の機能が欠けていれば、十分な休息を得られず、自然の育成化育に支障を来たします。
凶家相物件とは、間取りに欠けがあったり、トイレやお風呂などの位置に問題のある物件を意味します。
人の運勢の循環が正常に行われるためには、家相に問題がないことが大切です。
九星気学を活用し幸運な人生を歩みたいと望まれる方は、吉方位を取るだけでなく、是非とも吉家相物件に住むことを目標にしてみて下さい。